東京都 玉川上水 ― 2017年01月22日
薬用植物園の帰り道、近くの玉川上水を寄り道してみます。
玉川上水は 1653 年に造られた現在で言う水道設備で、羽村から四谷まで続きます。
数年かかる工事かと思いきや、驚くことに43km の距離を素掘りではありますが、たった8カ月で掘ってしまいました。
今回は小川橋から玉川上水までの間を歩いてみます。
まずは小川橋から玉川上水を眺めてみます。 川幅は狭いのですが、予想以上に切り込みが深いです。
上水の横には遊歩道が整備されてました。 土の道路なので足を痛めないで良さそうです。
しかし、本当に深いです。 ほぼ垂直に切り立った壁のような状態で、下に落ちたら自力で上がるのが難しそうです。
上水を工事した時からこんな感じだったのでしょうか? それとも単に崩落しただけなのでしょうか...。
西中島橋付近。
この一直線の流れに自然の河川に無い人工的なものを感じます。
玉川上水は武蔵野台地の各所に分水され、農業用水としても活用されました。
遊歩道の脇には落ち葉が堆積しており、歩くとサクサクと心地よいです。
玉川上水駅に近づくと下に降りる階段があったので降りてみます。
下から見ると、かなり深く掘り下げられています。
この辺りの土は柔らかそうなので、かなり深いですが、掘りやすかったのかもしれません。
玉川上水は、明治31年には淀橋浄水場への水路として使用され、浄水施設が廃止される昭和40年まで使用されてました。
その後は利用される事が無く水流が止まりましたが、都の「清流復活事業」によって多摩川上流水再生センターで処理された水が流されるようになりました。 ここがその起点です。
何気に歩いてみた玉川上水ですが、なかなか面白い場所でした。
時間があれば別の場所も散策してみたいです。
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