奈良県 郡山駅周辺の神社 ― 2023年11月24日
法隆寺があった斑鳩から薬師寺がある西ノ京に移動する途中、JRと近鉄の郡山駅を徒歩で移動しました。 その途中、いくつか神社を見かけたので寄り道する事にしました。
薬園八幡神社
奈良時代、薬草園があった場所に創建された神社です。 名前の「薬園八幡」もそこから来てるのだと思います。 元々は塩町の方にあったようなので、最近バイクで訪問した大和郡山城の近くにあったようです。
御祭神は、誉田別命、息長帯比売命です。
通りからの見た目に引かれて、ご挨拶して行く事にしました。
門を通って中に入ると、意外と大きな神社でした。
門の先は社殿かと思ったのですが、中門のような構造になっています。
もっとも、「門」と言う呼び方が正確では無いかも知れませんが...。 灯籠が吊るされており、どことなく廻廊を思わせる建物です。
1584年に現在の場所に移動したようなので、恐らく、大和郡山城の大規模拡張時に城下町の方に移動したのだと思います。
何時頃の建物なのでしょうか? それなりの歴史を感じる建物です。
祀られている誉田別命は応神天皇と同一と考えられており、武家からは武運の神として崇敬されていました。 勝負事の祈願に良さそうな神社です。
調査不足で何の建物なのか不明です。
立派な神社なのですが、境内案内などは見当たらず..。
末社、摂社
静かで良い場所です。
神社の周辺にはお寺が多く、城の周辺には意図的にお寺が集められる場合があるので、ここもそのような場所だったのかも知れません。
源九郎稲荷神社
次に訪問したのが源九郎稲荷神社です。 ここは、入り口が分からずに苦労しました...。
源義経がこの稲荷に何度も助けられた事から、吉野に逃れる時に「源九郎」の名を贈ったのが名前の由来とされています。
豊臣秀長が大和郡山城の鎮守として創建したと伝わり、日本3大稲荷の1つとも言われてますが、思ったよりも小さな神社でした。
社の前に九尾の狐像がありました。
源九郎稲荷神社の伝説に九尾の狐は出なかったような気がしますが、妖力をもった狐と言えば、九尾の狐なのでしょう...。
源九郎稲荷神社の伝説には、「宝剣小狐丸」、「元和の鎮火」、「綿帽子を買った狐」などの伝説があります。
境内に古い新聞記事が...。
その後の出来事を知っていると、何とも言えない気分になります...。
寄り道もほどほどに、薬師寺に向かう事にしましょう...。
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