京都府 河合神社2017年11月24日

河合神社は下鴨神社の摂社の一つで一番大きな摂社になります。
恐らく、こちらの神社も世界遺産の構成資産なのかと思いますが、正確な所は不明です...。
御祭神は玉依姫命で、神武天皇の母親とされる方です。 訪問当日は早朝だたので、参拝者が少なく気が付きませんでしたが、女性の参拝者が多いらしです。
絵馬も特徴的で、手鏡型をしており、絵馬に書かれた顔に化粧をして美人祈願するそうです。
いつ頃から鎮座しているのかは不明のようですが、神武天皇の頃からと伝わるようで、そうとう昔からあったのは間違いなさそうです。
河合神社・入り口

ちょっとこじんまりした感じの手水舎。
河合神社・手水舎

三井社
拝殿入り口の門の正面にある三井社。 下鴨神社同様、こちらの神社にも三井社がありました。 中央に建角身命、向かって右側に伊賀古夜日売命、左側に玉依媛命が祀られているのも下鴨神社と同じですね...。
河合神社・三井社

三井社の向側にある門。 ここから中に入ります。
柱の所にある看板には、「女性守護 日本第一美麗の神」と書かれてます。
河合神社

境内中央にある舞殿と思われる建物。
でも、長椅子のような物が置かれているから、ここで祈祷でもするのでしょうか?
河合神社・舞殿

女性向けの神社のイメージが強いですが、境内にはこんな物も奉納されています。
日露戦争の時に戦勝を祈願して奉納されたようです。
じつは、この境内には八咫烏命を御祭神とする任部社(とうべしゃ)もあり、その事から必勝祈願として参拝される方も多いようです。 八咫烏命は、神武天皇を勝利に導いたとされます。
河合神社・砲弾

方丈庵
境内に入って右側には鴨長明の方丈庵が残されています。
鴨長明は、平安~鎌倉時代の歌人でしたが、50歳の頃に隠遁します。 この方丈庵はその頃に造られた物で、移動可能なように組み立て式になっています。
「方丈」と言うと立派な建物をイメージしますが、この場合、「移動式の茶室」と言った方が合っていると思います。
河合神社・方丈庵

河合神社・方丈庵

六社
先ほどの方丈から舞殿を挟んで反対側に位置するのが六社です。
1201年の式年遷宮の時の絵図では個別の社で描かれている事から、当初は個別の社だったようです。 現在のように1棟になったのは江戸時代に入ってからのようです。
向かって右側から、諏訪社、衢社(みちしゃ)、稲荷社、竈神(かまどのかみ)、印社、由木社になります。
河合神社・六社

拝殿
この先に本殿があり、玉依姫命が祀られています。
河合神社・拝殿

拝殿の中を除くと、サッカーボールが奉納されています。
拝殿の先には玉依姫命の外に、高龗神(たかおかのかみ)を祀る貴布禰神社、八咫烏命を祀る任部社(とうべしゃ)も鎮座しています。
八咫烏は日本サッカー協会のシンボルマークにも使われているので、サッカー関係者の必勝祈願で奉納された物だと思います。
河合神社・拝殿

西側にあるも一つの入り口。
立派な高麗門です。
河合神社・高麗門

ここの神社は手鏡型の絵馬による美人祈願や、サッカーボールによる必勝祈願など、ユニークな物が多い場所でした。
存在に気が付かないで素通りしそうですが、下鴨神社参拝時はこちらにも足を運んでみてはと思います。
河合神社・紅葉


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hiros-info.asablo.jp/blog/2017/11/24/8768708/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。