京都府 化野念仏寺2017年11月25日

伝承によれば、弘仁年間(810 ~ 824年)に弘法大師空海が、五智山如来寺を建立し、野ざらしになっていた遺骸を埋葬したのが始まりとされています。
その後、法然上人の常念仏道場として使用され、現在の念仏寺と称する浄土宗の寺院に至ります。

落柿舎から徒歩での移動ですが、少し距離があります。
ただ、念仏寺に通じる道の両脇には、昔の街並みのような商店街が続き、雰囲気を楽しみながらのんびり歩くのも悪く無いです。
レンタサイクルで自転車を借りて訪問する人も多かったです。
化野念仏寺・街並み

化野念仏寺・街並み

街道横から伸びる階段の先に化野念仏寺があります。
化野念仏寺・入口

受付を通って中に入ると、ここの紅葉も素晴らしいです。
どこか寂しげな石仏とも良く合います....。
化野念仏寺・紅葉

化野念仏寺・紅葉

化野念仏寺・紅葉

納骨堂
境内奥にひっそりとありました。
美しい紅葉に囲まれた中、多くの人々がここで永眠しています...。
化野念仏寺・納骨堂

西院の河原
境内の中心部には、八千を超える石仏、石塔が集まった場所があります。
賽の河原で供養の為に石を積み上げた姿に似ている事から、西院の河原と呼ばれています。
あだし野周辺に葬られた人々のお墓が、長い年月の中で無縁仏として散乱しており、地元の人々の協力により集められて供養されています。
化野念仏寺・西院の河原

化野念仏寺・西院の河原

本堂
本尊は阿弥陀如来坐像です。 現在の建物は 1712年に再建された物です。
観光目的であっても、本堂でちゃんとお参りしましょう...。
化野念仏寺・本堂

竹林の小径
境内の裏山には六面体地蔵が安置されており、そこへは綺麗に整えられた竹林の小径が続きます。
化野念仏寺・竹林の小径

六面体地蔵
竹林の先にあるのがこの六面体地蔵です。 六面は六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人道、天道)を意味しており、六体のお地蔵様はそれぞれの世界で救いの手を差し伸べています。
天道から人道へ時計回りに水を掛けてお参りします。
化野念仏寺・六面体地蔵

茅葺屋根の寺務所も素晴らしいです。 「季遊の間」に飾られる草木は季節によって変わるそうです。 当日は「柿」が飾られていました。
化野念仏寺・寺務所

地蔵堂
六道、どこでも人々を救い続けるお地蔵様。 無縁仏が多いせいか、存在感があります...。
化野念仏寺・地蔵堂

ここの紅葉は、いろんな色が混ざっていて本当に美しいです。
駅から少し離れている事が難点ですが、紅葉見物では外せない場所です。
化野念仏寺・鐘楼

化野念仏寺・紅葉

化野念仏寺・紅葉


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