和歌山県 飛瀧神社 ― 2024年08月11日
飛瀧神社は那智の滝を御神体とする神社です。 境内、および、那智の滝は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産になります。
歴史は非常に古く、創建年代は不明です。 多分、人々は古くから那智の滝を神として崇めていたのだと思います。 現在の飛瀧神社があった場所に熊野那智大社があったとの説明もあり、よくわかりませんが、飛瀧神社と熊野那智大社は場所が入れ替わったのでしょうか?
なお、飛瀧神社は、熊野那智大社の別宮になります。
那智山 裏参道
青岸渡寺からの飛瀧神社に行くには、舗装された寺防災道路とは別に那智山裏参道があります。
歩行者であれば、多分、裏参道の方が最短距離だと思います。
途中、「伏し拝み」がありました。
「伏し拝み」は那智の滝の遥拝所のようですが、木に囲まれているので滝は見えませんでした。
県道 46号沿いの土産屋がある辺りまで出てきました。
なんだかんだで、結構、歩きますね..。
参道入り口
この鳥居の先にある参道を進むと飛瀧神社の御神体となる那智の滝があります。
鳥居の横には駐車場があるのですが、それほど広い駐車場では無いので訪問時は満車でした。
参道は緩い下り坂で、それほど長くはありません。 参拝者の数はかなり多かったです。
かなり新しい鳥居に見えます。 わりと最近の物でしょうか?
光ヶ峯遙拝石
説明を読むと、この石は熊野の神様が降臨した光ヶ峯と通じている石だそうです。
拝所として重要な場所で、撫でると力が得られるそうです。 多分、触っても良いのだと思いますが、何で冊で囲んでるのだろう...。 やっぱ触っちゃダメなのかな..。
飛瀧神社
御祭神は大己貴命ですが、御神体が那智の滝なので社殿などはありません。
直接滝に向かって参拝する感じです。
御神体は那智の滝ですが、大きな石が祀られています。
元々、ここにあった石なのでしょうか? 周りが綺麗に整地されているので、他から運んできたのかも知れませんが..。
参入料を支払えばこの先にある御瀧本祈願所から参拝する事が出来ます。
入り口付近で神盃が売っており、それを使って延命長寿の霊水が飲めるのですが、人が多すぎたので先に進む事にしました...。 そう言えば、前回もスルーしたような気がしますね..。
御瀧本祈願所
滝の高さは 133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは 10m あります。
一段の滝としては、日本一の落差になるそうです。
岩肌がほぼ垂直で、迫力のある滝です。 昔は大きな建物など無かったので、この雄大な滝を神として崇めても不思議では無いです。
13年前に一度訪問しているのですが、またここに来れると良いのですが..。
祈願所
祈願所は他の神社のように建物がありました。
安置されているのは、飛瀧神社の御祭神である大己貴命、修験道開祖の役小角、滝の守護である不動明王です。 御瀧行者として、花山法皇や一遍上人の名がありました。
神霊石
前回訪問したのは 2011年で、その後すぐに紀伊半島大水害が発生しました。
その時、那智の滝の近くでも崩落が発生したようです。
多分、その復旧工事中に見つかった石だと思います。 瀧の流れによって丸く削られのでしょう。
今は、祈願所に霊石として祀られています。
飛瀧神社は、それほど広くは無いので参拝に時間はかかりませんでした。
そろそろ戻る事にしましょう。
飛瀧神社からバイクを停めた那智山観光センターの大駐車場までは少し距離があり、気温がかなり高かったので歩くのが大変でした...。
那智山観光センターのかき氷で生き返りました...。
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