京都府 北野天満宮2017年11月23日

北野天満宮は、学問の神様として知られる菅原道真公を祀る神社です。
947年に道真公を祀る神殿を建てたのが始まりとされ、「北野天満宮」の神号が認められたのは 987年頃との事。
全国各地の道真公を祀る神社は、ほとんどがここから分祀された神社です。

晴明神社からの移動ですが、今出川通まで徒歩で移動してからバスに乗りました。
「もみじ苑」のライトアップ目当てでしたが、到着したのは 15:30頃。 だいぶ早い到着です...。
中途半端な時間帯ですが、有名な神社だけあって、参拝者は多かったです。
北野天満宮・一之鳥居

伴氏社
参道の途中にあったこの小さな社、御祭神は菅原道真の母君です。
優秀な青年を育て上げた母君として祀られており、世のお母様方の信仰を集めているとの事。
「伴氏」の名は、母君が大伴氏の出身である事から付けられたそうです。
北野天満宮・伴氏社

道真公を祀る神社には、必ずと言っても良いほど牛の像があります。
牛が神の遣いとの事なのですが、「道真が生まれたのが丑年だった」、「道真が亡くなったのが丑の月の丑の日だった」などの、多くの牛に関わる言い伝えから来ているようです。
撫でられすぎてピカピカですね。
北野天満宮・牛像

楼門
立派な楼門ですが、由来などの情報が少なかったです...。 国指定の重要文化財にも含まれてなかったので、意外と新しい建物なのかも知れません。
この楼門、本殿の正面からはずれており、どちらかと言うと地主社の前に建てられています。
意図的ですかね...。 それとも偶然?
北野天満宮・楼門

三光門
1607年に豊臣秀頼によって建立された門です。
日、月、星の彫刻がある事から「三光門」と呼ばれているそうですが、星の彫刻は存在しないとも言われてます。 この先に拝殿があります。
北野天満宮・三光門

拝殿
社殿は 1607年に豊臣秀頼によって建立されました。
権現造の代表的な建物で、国宝指定を受けている建築物です。
参拝するには長蛇の列が...。
北野天満宮・拝殿

本殿裏(御后三柱)
拝殿からぐるっと回って裏側に来た所。 本殿裏手にも参拝する場所があり、そちらでは道真公と背中合わせに、天穂日命、菅原清公卿、菅原是善卿の御先祖様3柱が祀られています。
こちらまで参拝に来る人はまばらですが、昔はこちらも含めて参拝するのが常だったそうです。
しかし、祀られている道真は、左遷された恨みから都を祟った人物ですが、今では神として祀られている事が不思議です。 一応、没後20年に左遷は撤回されてますが...。
北野天満宮・本殿

本殿北側にずらりと並ぶ、摂社・末社。 西側にも同じくらいあります。
北野天満宮には50もの摂社、末社が鎮座してます。
中には、「歯痛平癒の神様」や「喉の病気平癒の神様」など、少し変わった神様もいるので調べてみると面白そうです。
北野天満宮・摂末社

地主社
北野天満宮が創建される前からあった神社で、境内では最も古い社です。
北野天満宮の社殿は、この社の正面を避けるように建てられたとの言い伝えがあります。
北野天満宮・地主社

文子天満宮
北野天満宮は、多治比文子が託宣を受けた事により、947年に社を建てた事から始まりました。 ここは、多治比文子が最初に道真を祀った社です。
意図的か偶然か不明ですが、一之鳥居~楼門の参道の先にあるのは、本殿ではなくこの社ですね...。
北野天満宮・文子天満宮

もみじ苑
時刻は 14:00。 ライトアップにはまだ早いですが、間が持たないのでもみじ苑に入ります。
豊臣秀吉は 1591年に外敵と川の氾濫から市街を守る目的で周囲に土塁を築きました。
その土塁の事を御土居(おどい)と呼ばれています。 もみじ苑は、その土塁跡と自然林が合わさって出来た庭園らしいです。
もみじ苑は別料金が必要で、恐らく再入場もできないので、一度入ったら暗くなるまで待つべし...。 じっとしてると、滅茶苦茶寒い...。
北野天満宮・もみじ苑

17:20 頃、ようやく薄暗くなってきました。 そろそろ本格的な散策を開始しましょう。
北野天満宮・もみじ苑

もみじ苑の中央には紙屋川が流れていますが、こうして見るとかなりの落差があります。
洛中側を土塁として盛っているので、やはり、この落差は人工的な物でしょうか?
北野天満宮・もみじ苑

見晴台のような場所があり、そこから社殿の方が良く見えます。
京都のライトアップは非常に混雑するので、今回は三脚はお留守番です。
感度を上げて手持ちで撮影しますが、なかなか苦労します...。 でも、この暗さで手持ち撮影が可能とは、カメラの性能もどんどん上がってますね...。 大した物です。
北野天満宮・もみじ苑・社殿

紙屋川の方に下りて鶯橋の方に向かいます。
結構、着物姿の人を見かけるのですが、冬は寒く無いのでしょうか? まぁ、日本に昔からある衣服なので、それなりの防寒対策があるのだと思いますが、やはり重ね着ですかね...。
北野天満宮・もみじ苑

北野天満宮・もみじ苑

この竹林の先が折り返し地点。
北野天満宮・もみじ苑・竹林

これが紙屋川。
今ではコンクリートで整備されてる小さな川で、人工的な用水路のような感じですね...。
でも、川自体は昔から存在してたのだと思います。
北野天満宮・もみじ苑・紙屋川

では、そろそろお茶菓子を貰って次の目的地に移動しますか...。
北野天満宮・もみじ苑

お茶菓子を貰った後、道に迷ってたら三光門に出ました。 暗くて方角が全然、分らん...。
本殿側が賑やかなので、ちょっと寄り道...。
北野天満宮・三光門

人が多すぎて写真が撮れない...。 とりあえず拝殿を撮影...。
時間も 18:00 なので、そろそろ本日の最終目的地である東寺へ移動しましょう。
朝からずっと散策を続けてるので、さすがに、だいぶ疲れてきた...。
北野天満宮・拝殿


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