京都府 八坂神社 ― 2017年11月24日
創建は、656年に高句麗から来日した伊利之(いりし)による物との説と、876年に円如が建立した寺院から始まったとの説が存在するようです。
どちらにしても、かなり古くから鎮座していたようで、当初は祇園社と呼ばれていたようで、八坂神社と呼ばれるようになったのは 1868年になってからのようです。 意外と最近ですね..。
今回は、意識的に訪問したと言うよりも、南禅寺から高台寺に移動する途中、通りかかったと言った感じになります。 当初はバスで祇園まで移動する予定でしたが、バスが渋滞でなかなか来ない上、満員状態で乗車できなかったので歩く事になりました。
この時期のバスによる移動は注意が必要ですね...。
西楼門
八坂神社に行かなくても、この楼門の前を通過するバスが多いので、良く知っている門でもあります。 1497年に建立された門との事なので、見た目よりもかなり古い門のようです。
1913年に道路拡張により移動したようで、建立当時の場所とはすこし異なるようです。
絵馬堂
1864年の花洛名勝図会には描かれいる事から、その頃には存在していたようです。
それなりに歴史のある建物のようですが、周りが関係者と思われる車の駐車スペースと化しており、余計な車を写らないようにしたら端の方しか撮れませんでした...。
しかも、建物の下には看板が押し込まれており、なんだか雑な扱いですね...。
本殿
現在の社殿は 1654年に徳川家綱によって再建された物らしいです。
本殿と拝殿を一つの屋根で覆った建物で、祇園造と呼ばれています。 この構造は意外と珍しいかも知れません。
現地に着いたのは 16:00 を過ぎてましたが、参拝者は多く、順番待ちが発生してました。
舞殿
本殿の正面にある、大量の提灯で囲まれた舞殿です。 他で見た記憶が無い舞殿です。
この提灯に明かりが灯る所を見てみたいですね...。 今夜は灯りが点くのかな?
舞殿に関しては、意外と情報が少なかったです。 何時頃、建立されたのだろうか?
南楼門
こちらの楼門は 1879年に再建された物なので、比較的新しい建物のようです。
修繕修理を終えたばかりのようで、新築のような美しさです。
この時間でも人の出入りが多いですね...。
能舞台
新年1月3日に初能奉納が行われるのは、多分ここだと思います。
初能奉納は、金剛流、観世流の2つの家元が各年交代で行っているようです。
日吉社
八坂神社の末社で、全国に約 2,000 社ある日吉社の一つかと思います。
御祭神は大己貴神、大山咋神になります。
この場所は、八坂神社の鬼門の位置にあたります。
美御前(うつくしごぜん)社
御祭神は美を象徴する宗像三女神(市杵島姫神、多岐理姫神、多岐津姫神)を祀る神社です。 市杵島姫神が後に弁天さんとも呼ばれるようになります。
大神宮社
天照大御神と豊受大御神が祀られています。
伊勢神宮の式年遷宮で出た撤去材を利用して平成28年に修復したそうです。
式年遷宮で出る撤去材って、どうするのか少し気になっていたのですが、こういう使い方もされているようです。 使える部材も多いでしょうし、こういう使い方は良いアイデアかと思います。
円山公園
最後に円山公園を通り抜けて高台寺に向かいます。
案内を見ると、「安養寺塔頭の六阿弥が席貸を始めてにぎわいを増した」とありますが、「席貸」の部分が引っかかりますね...。 普通の人が来る場所だったのでしょうか...。
公園として整備され始めたのは明治19年頃からで、現在のような日本庭園になったのは大正2年になってからのようです。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hiros-info.asablo.jp/blog/2017/11/24/8785766/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。